アジア最安値の部屋に引っ越すことにした。確か15回めの引っ越し。
とは言っても、ここ台南でもなく、台中でもましてや台北でもない。
国内で関東だし、一応東京都だ。
次の部屋の家賃は3.2万円なので、一泊千円くらいなのでアジア最安値のうちのひとつだと思う。部屋の内容や行政サービスを考えると確実に最安値だ。
Kindleの収入が毎月5〜7万円なので、なんとか薄くなら生きていける。あとは、なんらかの娯楽や旅行などの出費のために最低限働けばいい。
やりたくないことはやりたくないし、できないことはできないし、ほしくないものはいらない。
人間界で私ができる仕事はなかなかない。
社会にフィットしてる人には憧れがあるし、そうしようと努力している人たちを尊敬する。
ところで、この世でもっとも難しそうなのはコンビニだ。マルチタスクでいろんなことをやらなくてはいけない。
自分で向いてるなって思ったのは工場のライン工。瞑想しながら、検品したり、ケーキの周りにカステラのそぼろをつけたりする。
でも、たいてい出来上がったものを運んだり半分は力仕事入る。その点が難しい。あとうっかりする人は結構危険。
荷物全処分も考えた。そうすると旅行中家賃が発生しない。
でもたいていはビザや保険問題で三ヶ月おきに一時帰国が必要で、人間って睡眠が必要に設計されている生き物だし、いくらなんでも作品は捨てられないし、郵便物的にも日本にも居住地があった方がいい。あとそもそも日本が好きだ。
なんだかんだ生きているということは不便なんだな。肉体を持つ以上、完全には自由になれない。
物を増やしたく無いため、デジタルに移行したけど、手描きに回帰しようかなとも考え中。今更だけどデジタルで絵を描くのが得意ではない。
最低限の生活コストで表現活動に力を入れたいためとも言いたいところだけど、まぁもちろんそれもあるんだけども、3ヶ月何もやってないし、あまり言う権利もこの瞬間においてはない。
ところで、安くても部屋は高台にあって眺めいいし静かだよ。眺めと静かさ、その二つが私にとって最も重要。高台、つまり坂の上だけど許せる範囲の坂。
眺めがいいと心が広がる。
聴覚が無駄な音をフィルタリングできないため静かさが必要。
あとできれば
いつもゴミ捨てられること。
決まった時間に出すことは大変。
図書館が徒歩圏内にないのが残念だけど、一駅電車に乗れば好きな図書館がある。
街も整っていて気に入ったよ。
引っ越しまでどんなことをやったか。
いろんな街に行き、その街が好きかどうか確認。馴染みのないところも行ってみる。
本当にいろんな街にに行った。降りたことのない駅を降りた。
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気に入った街の物件サイトで検索
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ヒットした物件をGoogleマップで確認。幹線道路沿いじゃないか、線路が近くないか、窓の外に抜けがあるか確認。あと、大島てるとか口コミサイトとかもチェックする。
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ピンを押して外観を見に行く。(眺めと音は外からでもわかる)他の部屋がベランダからわかるほど物が溢れていたり、玄関が荒れ果てているところは除外。ほとんどここでふるいにかけられて残らない。
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気に入ったら実際に内見へ(今回8軒見た)
静かさで最初はRC以上をを探してたけど、値段が高くなるのと、鉄筋であっても、分譲じゃないと天井が薄いことがある。
そうすると選ぶのは最上階だけど、高いところが怖いので住めるのは四階まで。(なんだかんだ私は注文がうるさい)
かつ分譲だと建築する際に大きい車の出入りがあるため、幹線道路沿いが多く音が気になる。
だから構造上隣の音が響きにくいアパートを探した。隣同士の押し入れや風呂トイレが隣り合ってて部屋に音が響かないところ。
マップでピンして外観を見に行くのは楽しかった。馴染みのない街にでかけ、歩いたことのない道を歩く。カフェに入ってその街に住むことを想像する。図書館で本の品揃えをチェックする。楽しい。
それも本当に旅だ。
繁忙期の引越しになるけど、ジモティーで安いところを見つけた。いろいろ見積もりをとったけど、16,000円〜115,000円だった。あの荷物の少なさで、115,000円ってどういうこと?と思うけど、16,000円は普通の半額くらい。口コミは高い家電を買わされたとかで微妙だったけど、私高いものもってないし、安くていいなと思い。
台南で、引っ越し屋さんと遭遇。台湾もきっと引っ越しシーズン。台車で細かい道には混んでいて大変そう。布団がそのまま運ばれていて、ダイナミック。