書籍の仕事を受ける時は、勇気がいる。
時間がかかるうえ、創作期間収入が途絶える。
昨年依頼が来た時に、残り貯金を計算して、kindleの想定する収入を合わせ、ギリギリ可能だな、って思ってやることにした。ざっくり人生ごと賭けている。余裕がないフリーランスは、間違えるとすぐ詰む。たいてい定期収入がある訳じゃないゆえ。
制作期間にKDP (Kindle ダイレクト・パブリッシング)に助けられた話はこちら↓
(I amにインタビューしていただきました。)

昨年の出版は初版で終わると時給計算したら250円でやばい。かかった費用を考えるともっと低い。でもお金のメリットデメリットじゃなく作る楽しさもあったので良しとする。
そして次何やるか。
次の賭けは確実に取りにいかなきゃいけない。今は、kindleしか思いつかない。
でも、回収がゆっくりだからな…kindle…。
コロナ禍で、過去の記録からほりおこして作ったkindle
『まだ旅の中 香港・マカオ、台南』が全然売れなくて困ってた記事↓
1年半後の今、『まだ旅の中 香港・マカオ、台南』の累計242519円になった。京都の引っ越し費用は回収できた…。つまり、ひと月13000円くらいで、そこに13冊の売れてるkindle売れなかったkindleが累積されてひと月5万~8万円前後になり、私のベーシックインカムというか年金というかになっているような、なってないような。
でも新しいkindleを投入しないと全体的にどんどん落ちていくので、何らかのkindleを作るしかない。大きく勝てる感じはしないけど、今のところkindleしか思いつかないんだよね。
予算の制限もリスクもある中、過去の旅からできないかなっていろいろ考えた。
旅の汚いネタとか、危ない目にあったいろいろ、怪我したこととか。
でもなんか、違う。
私の目指すところは読んで追体験していった気分になってもらったり、そして行こうって気分になってもらったり、行けない状況にある人も、旅の楽しさを少しでも味わってもらいたいってこと。
時にはいいけど、メインと違う。
あとその国におじゃましてお世話になっているんだから、ネガティブキャンペーンなるようなことは避けたい。国に悪いなって思うのと、その国に行きたい選択肢を他の旅人から奪いたくない。
『旅で体験した怖い話: ある日ある国で 』で国名をぼやかしたのはその理由もある。
そんなわけで、新たなコンテンツのために海外に行きたい。
国内だとひいき目で言わせてもらうと、京都が最強。(と思う)
20年ぶりに行った京都が楽しかった話↓
引っ越してまで京都に行った話。
でも2冊書いてしまったし、今はインバウンドも始まって滞在費が高い。あとガラガラのコロナ禍の京都しか知らないので、ぎゅうぎゅうの京都に耐えられるか・・・。
となると国外。
無料滞在できる、アーティストインレジデンスを調べたけども、アカデミックでまぶしくてちゃんとしてて、近づけない。私は華々しい経歴と無縁、亜流で自己流、かつできないことも多すぎて、運だけで生きてきたから。
ルーブルの年間パスポートを手に入れて、パリに滞在したいって気持ちもあったが西ヨーロッパは今や、いろんな意味で遠い。
台湾一周できないかな。作るのは『おいしい台湾一周』的なやつ。
ゆるゆるに、あれ美味しい、これ楽しいってまわるだけの旅の楽しさの回帰本。
ざっくり予算考えた。
・航空券50000円 ピーチでさえ高い…。一万円切っていたからって、雑に旅行していた時の自分を思い出し反省したり…
・滞在費(宿代3000円+ご飯3000円+予備2000円)=80000×日数
・交通費10000円
7日だと11万6000円
10日だと14万
14日だと17200円
これいつ回収できるのか…。賭けるべきか否か。
そして、あと何回失敗できるのか
