ヴィッパーサナ瞑想から帰還。
数人の友人に言ったら
「なんか変わるといいね」
「頑張って」
等々。
私は「いや、変わんないと思うよ」
「瞑想って気持ちいいよね。気持ちよく座ってるだけでしょ。何か頑張ることあるかなぁ」
と答えてた。私の大きな動機は
デジタルデトックスしたくなった。スマホについ反応しちゃうのに疲れてしまうんだよね。そこに大した情報がある訳じゃないのに。逃したら惜しい気になってくる。
スリランカで迷い込んだ瞑想センターは、木陰で風に吹かれながら気持ちよさそうに座ったり、自然の中を裸足であるいてる人たちがいたり、花が咲き乱れ小鳥が飼われて花鳥風月。
スリランカの瞑想センターはこれ↓in Ella
そんなのを想像してたけど、カーテンを閉められた暗い部屋の中に座って10時間以上の瞑想とは…聞いてないよ！ そう、私は事前にやる内容をチェックしてなかったのだ…。気持ちよさとは無縁どろか、つらく気持ちるい。
地獄の初日2日間は、逃げたしたくて緊急の連絡がないかなとか地震があって終わりにならないかなとか考えてた。そして、その後の８日間はものすごく速く風のように去ってった。
結論。
いままで行ったどんな旅行よりも深い深い冒険旅行だった。えっ、この世ってこんな形だったの？ってくらい今まで生きてきた中でおきた出来事の中で1番の衝撃を受けた。
そもそも、小手先の癒しだけ欲しくて行ったので、そういうつもりで行ったつもりじゃなかったのに、私にピンポイントで必要なものだったし、私に超会ってた。今後、もうさまざま他の全ての癒しが私には全て不要だな、と思った。占いとかセラピーとかさまざまないろいろ。
ブッダ天才すぎるやばい。なんなん。
科学的で、理論的で実践的で、まるで繰り返しやる計算ドリルのよう。全くスピリチュアル要素もなく、宗教的要素もない、訳100時間のおばあちゃんの知恵袋実践編。単に癒しのための癒しではなく、この世界で生きていくための暮らしの知恵
カウンセリングが、分析して掘り下げてってしてくとしたら、アレルギーの薬ってなんで効くのかわかってないみたいなんだけど、そっちに近いかも。自覚してようがしてまいが関係なく原因が消える。
詠唱や講話の輪廻思想が出てくる時が仏教要素だなーって思うくらい宗教要素がない。
クリスチャンの人でさえ参加してたしな。
このハウツーが2500年ミャンマーでキープされてきた事実に感謝。
副産物として、絡み合う糸が、実は一本だったり、2本だと思ってた糸が一本だったり
無意識でも意識下でも、いろんなことが起こり、意識下のうちの一つは三つくらいあって、絵に関わることはひとつ共有すると
表現しようとするとなぜかいつも、「殺される」と思ってしまい、ある時点で力が抜けてしまう。毎回それでもやろうとするとき、そのたびに殺されていいからがんばろって覚悟が必要なのかとか。
何十年も前に、私が自分の才能を発揮し出した時、身近な大人が機嫌がいい時ににこにこしながら「お前なんか生きていたってしょうがない」と耳元に歌うようにくり返し囁きつづけた時期があり
それが結びついたり。本人としてはからかいと嫉妬が結びついたものだったんだろうなって思うけども、そんな他者の妄言を心の中に受け入れてしまい、蓄積。そう言うのってたいてい本人が自分自身のことを思ってるなんだろうなぁと。
そんな何十年もかけて伏線回収できたようなことがいくつかあり、上手くできた推理小説か！と面白いなと感心しきり。
分かると、次からは殺されないから安心して描けるか、まだ残っていてたとしても、それはいつかは消えると思うのでおそらく生き方も変わる。
いろんなことはあれど、良く生きてきたな～。自分って強いな〜って自分の強さにすごく圧倒されたり。生まれつきの強さなのかなと。削られたものから、本質の強さを取り戻していく旅。ビカビカでバッチバチななんていうのか放電した感覚が…
このように、言葉を尽くして、説明しても何が起こったのかは、イメージばかりなので、伝わらないし参加した人じゃないと共有できないもどかしさ。
電子書籍にまとめると思うけど、暇すぎてタンポポの綿毛飛ばしてたとか、殺生は禁止だから通り道でバッタが出現したら、「行きとし生けるものあっちへいけ」ってパタパタしたり、本の持ち込みが禁止されているため活字欲で壁の説書きを読みだしたり。そんなことしか書けないのではないか。面白いことがたくさんあって、メモしたいけど、食堂の体温を描く鉛筆を借りたいけど、盗みもメモも禁止でうぁああああっと思ったり。英語版もできたらいいな。
1週間のメニューはこれ。食事が唯一の楽しみ。
食べ物は超絶美味しく、宿舎も両隣に壁があり海外ドミトリーだとテンションが上がるレベルに良かった。トイレもシャワーも新しく綺麗。こういうのは共有できるな。
食事は毎日1000カロリーくらいしか取ってないのに、運動しないからか全く痩せず、毎日体温が35.0〜35.7をうろうろしたようなような状態（コロナ対策で毎日測る）で代謝が下がってだからかもしれない。
シャバにでてからは、１０日の薄味ベジタリアンやったらあと、さっき蕎麦とカツ丼の小さいセットを頼んだら、分量間違えたのか⁈ってくらいしょっぱく感じたし、卵もまだ無理だった。小さいセットなのに、半分も残してしまった…。昨日絶対外に出てはいけない集団瞑想中に、胃痙攣起こし悶絶したしな。信徒が粗相をしたら仏陀は掃除してくれた講和和があったが仏陀はいなかったし、瞑想中耐えてダッシュでトイレへ。
しばらくベジタリアンするかな。
最後の日におしゃべりが可能になるのだけど、顔も見ちゃいけないから初対面なのに、同じ想いを共有してたから盛り上がる、盛り上がる。そこでみんなでスマホに反応しない生活が快適で、でもつい欲望に支配されてしまうので付き合い方を相談した。
・ガラケーにする
・アプリを削除
・通知を切る
いろいろ案が出たけど、私は、
・細かいチャット的なやり取りは無し、zoomか直接会う。
・メッセージのチェックは一日２回朝と夜のみ。
・会う約束とか必要な連絡のみ。少なくとも長いラリーは無し
にしようかな。
少なくとも今月中は…と施設を出る前は思ってた。
スマホを返された途端その重みにびっくりした。
今日のところは、メールチェックは明日にしようと思ってた。
さっきまでは。
今はもはや、すぐに手が自動的にポケットのスマホを探そうとするんだよね。なんなん…。
現世ただいま！よくこの三角の隙間からシャバを眺めてた。
