黒川駅で下車。途中、農家エリアを歩く。
野菜の無人販売がいくつかあり。無人販売は夢があるよね。新鮮なとれたて野菜と人の善意にゆだねたシステム。あったら必ず寄る。変わった野菜が置いてあることもあるし楽しい。

突然の銭湯のためにタオルを持ち歩くように、突然の無人販売のために常に小銭は持ち歩きたい。

農家エリアを抜けると所在なげにたたずむ遊具。

Leafsとの看板で無数の多肉植物。植木屋さんかな?と思ったら床屋さんだった。

この名前ならば、多肉植物屋さんできる。
新興住宅地を抜けるとでっかい門が登場。


門の真ん中には取れたての栗が。そう、ここローズ亭は栗農家でもある。
門の向かって右のエリアがカフェになっている。ローズ亭到着!

江戸時代の中期に豪農が建てた長屋門で、かつてこの両側に門番が住んでいたとのこと。
門番が来客を確認する小窓もあり。

でも、13畳もあるなんて結構贅沢な門番。

梁も立派。釘を一本もつかってないらしい。

窓からは、緑が見える。5月には丁寧に手入れされた庭のバラが咲き乱れる。

この時期は、採れたての栗をふんだんに使ったモンブランが食べられる。
今まで食べたことのあるどのモンブランとも違う…ニュータイプ!

このモンブランケーキを目当てに1時間かけて来た。
遠くまで出かけたがらないめんどくさがりの私だけど、このためだけに…。
これは、絶対食べもらいたく…いや、押し付けは良くないんだけども…!とりあえず、 私の今まで食べた中で最も好きなケーキだ。
朗らかなマダムとのおしゃべりも楽しく。

ここは、関東大震災も持ちこたえ、戦火でも焼けず、3.11の地震があった時には、母屋や近所中の瓦が滝のように落ちてきたそうだけど、この門の中だけはカップひとつ落ちてなかったとのこと。
こんなに古いと歪みそうだけどそれもなく、カフェ用にリノベした時も、基礎は直さなくて良いくらいしっかりしていたと…。
金〜月のみの営業で、モンブランとバラの時期は完全予約制。モンブランの時期はモンブランと飲み物のセットメニュー1100円のみ。予約の時間も営業中の16時〜の1時間のみ。
土日も平日も時間により、まだ空きがあるって。
この辺りは、他に何がある訳でもないので、ここだけのために来るのと、予約が少し面倒なのと、駅からえんえん歩くかバスに乗るので、すべてにおいてハードルが高いけど、それを押してでも行きたい素敵なカフェ。五月のバラの時期もきてみたい。

私は黒川から30分歩いたけど新百合ヶ丘や柿生からバスも出てるのでそっちの方がいいと思う。新百合はいろいろあるし・・・それか、せめて黒川からバス。
コーチャンフォー 若葉台店で本を買うとか・・・
https://maps.app.goo.gl/fhgpUzkd5EAYqkC38?g_st=ic
ここも素敵な邸宅カフェ
オン・ザ・ヒル コーヒー
https://maps.app.goo.gl/y7mMGbL46ob8hqTj9?g_st=ic
まぁ私は行きも帰りも歩いたけど…若葉台入口から見えるダイナミックな景色を見ながら。

栗を買って帰りました。(500円)

邸宅カフェの魅力とは
もともと、余裕があるので、ゆったりと接客してもらえ、それがこちらにも伝わるのでリラックスできるのと、普段入り込めない珍しい建物や大邸宅に入り込むにはカフェか宿をやってもらうしかない。お茶の値段で建物の中も味わえるのは贅沢なこと。