京都で観光客が行く三大銭湯といえば、インコと亀がいる松葉湯か、昭和ネオンの梅湯か、国の登録有形文化財の船岡温泉だ。
男湯と女湯は毎日入れ替わる。(奇数偶数日ではなく、ほんと毎日日替わり)2日続けていくと右の檜風呂の露天と、左の岩風呂の露天楽しめる。左の方が良いとも聞くが、右もなかなか。池には鯉が泳いでるし露天の檜も気持ちいい。
マジョリカタイルもかわいく。
船岡温泉は今年ちょうど100年目を迎る。
番台から、脱衣所に続くレリーフは、大正の終わりから、10年かけて1人の宮大工が作ったそう。
これは、こないだ見た今宮神社の神幸祭。
これだ!
右の脱衣所のほうは、今宮神社の鳥居を御神輿が通ってるシーンが見れる。
下鴨神社の流鏑馬神事はこちら。
左の方の脱衣所のレリーフには葵祭があり。
脱衣所の中央には異色なレリーフがある。
1932年の上海事変で「肉弾三勇士」と呼ばれる爆弾を抱えて鉄条網に突っ込み自爆した3人が描かれている。彼らを勇者として持ち上げ、日本中で熱狂した時代があった。
勇敢な姿の絵柄の子供用布団やちゃんちゃんこまで作られるほど盛り上がったと歴史に詳しい友人。
これが、鶴や祭りの様子に混じる違和感。
このテーマが普遍的なものになると思ったのか、100年後も人気銭湯になってると思わなかったのか、国策か、単にノリか。
流行物は古くなるんだなと。歴史というより時代かな。でも、葵祭はずっと昔からあるし、古くはならない。
明日は4年ぶりの葵祭。今日は雨のため延期されて明日に。昨日セブンイレブンでもらった葵祭のエコバッグ持ってこう。
船岡温泉の並びの、元銭湯をリノベしたカフェ、さらさ西陣でも、マジョリカタイルが見ることができる。
船岡温泉
宿直もあと残り二晩。気になってるところを行き尽くす必要がある。ここは、去年12月にオープンした小籠包屋さん。その場で皮をのばして鉄鍋で焼いてくれるので、注文してから10分かかる。ゆっくり待つか、前もって電話注文もいける。
イートインというか、イートアウトかなこれは、超歩道だけど、その場で食べることもできる。
「とても熱いです、火傷したり服を汚さないように気をつけて食べてください」と言ってくれたけれど、まんま食べ方忘れて肉汁飛び出す。少し端っこを齧ってからスープを飲んでから食べないと。
これはとっても美味しいな。皮も具も誰が食べても美味しいと思う。今まで食べた焼き小籠包とどれも似てない気がする。まぜそばや水餃子、チャーシュー丼のセットメニューもあった。
満帆
ところで、私はちゃぶ台だと作業できず、机が必要。フリースペースはちゃぶ台だし、宿直室は窓がなく、天気がいいのに窓がない部屋に籠りたくないから、作業場を求めて東に行ったり西に行ったり下ったり上ったりしてたんだけど、京都では集中できたとはいえず。でも、ようやくすごく集中できる場所を見つけた。
それは鯉屋の庭だ。
なんて贅沢な、ニワーキング。気づいたのが、残り二晩になってから…。
問題は蚊がやってくることと、夜暗い。
本日の出費
満帆500
京都Kindle出してます
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旅するように住んでみた、もっと深い京都案内。
『じわじわ京都: 名所に全くいかない旅』
「観光名所以外」のところに着目したコミック旅行案内記。