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散髪したらパリの貴族マダムと会った

日常
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基本店長1人のお店だけど、広いのでときどき知り合いの美容師に場所貸ししてるようだ。

今日の場所貸しの人は50年間パリで映画やその他の撮影のヘアメイクしてた82歳。

数年前、日本に本帰国したようで、自分のサロンは持たずフランス時代の顧客の予約が入ったときのみ場所を借りにくる。

82才の美容師はタバコスパスパ元気で20歳からこの道に入り一度も体調悪くなったことないらしい。タバコは健康にいいのかなって一瞬思ったが、長期間タバコを吸えること自体相当強い選ばれし個体だし、強い個体だからハードな世界で生き残れたのだろうし。

長年タバコ吸ってて急に辞めると肺が元に戻ろうと収縮しちゃってむしろ良くないらしい。

ほんとかな。

今日の彼のお客さんは、フランス貴族と結婚してた超大地主のマダム。マダムはアテネフランセでフランス語勉強してたようだけど、結婚後はルイビトンの本社の向かいやリヨンで暮らしてたそう。

わたしがパリいいな〜。パリに住んでルーブル美術館に年パス買って通いたかったんですよね。

まだもうすこし安い時にいっとけばよかった。今は高くて〜

って言ったら

そんなの関係ない、単に行けばいいって現役82歳も貴族マダムも言った。

たしかに50年前の方がもっともっと情報もなく今よりもたぶん円も弱くハードルは高かったはず。

82歳は全くフランス語も話せないときにいきなり行ったとかで。

2人ともずっと年上なのに、私よりずっと冒険心がある。

82歳は人生長いから長いからいろいろした方がいいしたのしいね。偉そうな余計なことたくさん言っちゃったけど…って。

うまくいってる人ってどこかのタイミングで賭けに出てる人多いよね。裏に累々と死体が転がってる生存バイアスなのかもしれないけど…。あと賭けって思ってない、単に楽しそうだからとか、とりあえず行ったとかそんな風だった。

あと、努力をする。それも正しい方向にする。ワークライフバランスとか無視、寝る間を惜しみレベルというのが大前提としてあってさらに

実力、運、気力、体力、愛され力

この中で、一番必要なものは、最後の愛され力な気がする。人にもっと会いたいと思ってもらったり、おもしろいなって思ってもらったり助けてあげたいって思われる魅力がある。

わたし?私はまず大前提の努力が圧倒的に足りない。

この中であるのは運。運いい。日本に生まれた。らっきぃい

誠実であるとかも

この誠実さってどうやって身につくのかな。

子どものころから、存在を脅かされることがなく、誠実さに誠実さで返せる健やかさの繰り返しで培われるのかな。

でも、環境関係なく、単に生まれつきのような気もする。

貴族マダムは台湾の本買ってくれてた。

こういうのって

「あなたのことを興味ありますよ、重要と思ってますよ」って相手に対するメッセージになる。

これはテクニックでやってる人もナチュリーな人もいる。

で、テクニックでもナチュリーでも同じ効果があるので真似できる…。

50年パリに住んでても、80歳前に割と帰ってくる人多いなという印象。

オートクチュールのお針子を長年やってた人もそうだった。

いつもカット代3600円しか払ってないんだけど、コーヒー入れてもらって2時間くらいいろいろ楽しいおしゃべりお茶タイムを過ごした。

おもしろいな経堂。

もし重版かかったら、お礼参りにツートンカラーに髪染めます。

髪染めたくないけど重版かかりたい。

プロフィール
nawoko

ぶらぶら散歩の速度だからこそ見つかる変なものが好きだし、検索では探せない出会いもいいね。だいたい気分で動きたい。
でもお得も好きなジレンマ。(たいてい前もって調べたほうがお得)
引っ越し10数回目。台北、高雄、パリにも数カ月住んでみたい。

kindle→https://amzn.to/3l8buoJ

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